施工体系図とは【作成義務がある場合ってこんなとき】

施工体系図

目次

施工体系図とは

施工体系図は作成された施工体制台帳に基づいて各下請負人の施工分担関係が一目で分かるようにした図のことです。

施工体系図を見ることによって工事に携わる関係者全員が工事における施工分担関係を把握することができます。

作成義務のある工事

  • 発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者が当該工事に関して締結した下請金額の総額が4,000万円(建築一式工事6,000万円)以上となる場合
  • 公共工事発注者からH27年4月1日以降に直接建設工事を請け負った建設業者が当該工事に関して下請契約を締結した場合

施工体系図の目的

  • 下請業者も含めた全ての工事関係者が建設工事の施工体制を把握するため
  • 建設工事の施工に対する責任と工事現場における役割分担を明確にするため
  • 技術者の適正な配置の確認のため

掲示場所

  • 民間工事では工事関係者が見やすい場所に掲げなければなりません
  • 公共工事では工事関係者が見やすい場所及び公衆が見やすい場所に掲げなければなりません

保管期間

施工体系図は営業に関する図書として工事完了後10年間は保管が義務づけられています。